[UTAUカバー] 波音リツ/アンインストール(再調声版)

UTAUカバー1作目の「アンインストール」動画内で、コメントにて再調声版を上げる旨をお知らせして約3ヶ月が経ち、ようやく調声や動画編集が終わり投稿するに至りました。

今回アップした動画です↓

【波音リツ キレ音源】 アンインストール 【フルコーラス】再調声版
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21496533

 

◇調声について◇

1番、2番それぞれのAメロ、Bメロは前作の音源を元にピッチやダイナミクスの補正をして使用しました。
1番、2番、ラストのサビはUTAUエディタで元のMIDIノートのみ残して調整し直しました。

ピッチ編集ソフトは仕様上、ステレオ出力ですので、動画や下のキャプチャ画像を見れば分かるとおり Aメロ、Bメロはステレオ(イベント内に波形が上下2段)になっています。

( ↑ 視認性向上のためコントラスト強調しています )

 トラック数
前回に比べて、コーラスパートはひとつ増えました。
メインボーカルトラック(緑)の上にあるオレンジ色のトラックです。
原曲のサビで「にぃぃぃぃーーーーいいぃぃぃぃーーーーーっ➚」って入ってるやつです。
これには波音リツのハリのある声がマッチしたらしく、良い感じでコーラスしてくれてます。

今回、初めてキャプチャ動画を公開したので、どのトラックがどのパートなのか、上から順に説明しておきます。
①カラオケ音源(一番上、青色)
②旧音源(ほぼ透明):前回のメインボーカルの音源です。調声の時、タイミングの参考にしました。完成音源では鳴っていません。
③コーラス1(オレンジ色):サビのコーラス。先に説明したとおり。
④メインボーカル(緑色):メインボーカルです。ピッチ編集ソフトを使用した部分はステレオの波形になっています。
⑤サブボーカル(緑色):サビで先行の歌詞に被って「アンインストール」と発音する部分はこのトラックで重ねました。
⑥リフレイン(水色):間奏の後、ラストサビに入るまでの静かな部分。歌詞は1番サビの前半と同じですが、インサートエフェクトの設定を変えて、やや声のハリを落としてリバーブやディレイで幻想的な感じにしました。
⑦コーラス2(紫色):イントロ・2番前の間奏・アウトロで鳴っているコーラスのトラックです。歌詞というか聞こえは「おーおーおーおーにんいんすとーぉー」
⑧コーラス3(紫色):上のトラックの「とーぉーーー」と伸ばしてるところに5度高い音程で「おーーーー」とコーラスを混ぜています。
⑨コーラス4(ピンク色):イントロ・間奏・アウトロのコーラストラック。発音は「おおおええああええおおおおおおえーーー」。
このコーラスは表現が難しいです。人によってうめき声とか呪文とか祈祷の声とか表現しますが…。

③、⑥、⑦、⑧、⑨の各コーラストラックには強めにリバーブのエフェクトを掛けています。

 ピッチについて
さて、サビ部分をエディタから打ち直したのはピッチ補正では不自然さが残ってしまったからですが、この時に解析したピッチ曲線を元に(といっても覚えてる範囲で)UTAUエディタでピッチの編集をしました。
原曲のサビでは全般的に、本来の高さより半音ほど下がって発音が始まり、半拍もしないうちに本来の高さに移る歌い方をしています。
今回は、①ピッチを所定の高さからどれだけ下げるか、②何ミリ秒経過後に所定のピッチに上げるか、の2点が調声のポイントになりました。

 発音のタイミング・ダイナミクスについて
打ち直したサビ部分については、ピッチ編集ソフトでの補正は行なっていません。
前回と同様、Cubase上でのエンベロープの編集での補正をしました。
Cubaseには波形編集モードで「フリーワープ」という音の長さを自在に変えられる機能がありますが、短い発音を長くするとノイズが乗ってしまうので、UTAUエディタで余分に長い発音で書き出して、後から縮めるという手順を踏みました。
連続する発音中ではフリーワープ機能でタイミングの補正をしましたが、フレーズの語尾についてはフェードアウトを使用しています。

2番の「僕の代わりが居ないなら」や「流れてたあの日常を」のフレーズで一瞬、発音が弱まる(消える)ところはイベントの音量エンベロープを使って音量変化をコントロールしています。

 ・歌詞の発音について
やはり「uninstall」の発音がポイントになります。
連続音源ですので普通の母音の後の受けに「n」を使って英語っぽい発音にすることは可能ですが、「s」の発音は、仮に「す」と打ち込んだ場合、どうしても母音の「u」が入ってしまいます。
この部分、前回は 「/- あ / n い / n す / u と/」 と打ち込みましたが、どうしても和製英語っぽい発音になってしまったので
今回は 「/- あ / a に / n す / u と/」 としてみました。他の同曲カバーを聞いても、こんな感じの発音が多いかと思います。

「す」の部分は発音が潰れない範囲でできるだけ短く(35くらい)して、フリーワープ機能で「u」の部分を短くして英語の「s」っぽい発音にしました。
また、「と」も子音が強く出すぎて不自然だったのでフリーワープで「t」の部分を少し短くしました。

 ・マスタリングおよび動画について
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mix書き出し後はSoundEngineでマスタリングを行いました。
左右音量バランスの調整、オートマキシマイズによる音圧調整。
カラオケは圧縮音源だったので高域補充。
書き出し後、エンコード時に音割れしないようにすべての編集が終わってからマスターボリュームを-0.05dBにしてwav書き出し。

動画は前回と同様、WindowsLive Movie Makerで作りましたが、今回はフリーソフトのエンコーダー「つんでれんこ」を使ってニコニコ動画のサーバーエンコを回避しつつ高画質な仕上がりにしました。